インフルエンザとタミフルと異常行動
そういえば、下の子がインフルエンザにかかったとき、タミフルは処方されなかったが、夜泣きが復活した。
がたがた震えながら辺りをきょろきょろ見回して「イャー」とか叫んでしばらく泣いていたことが何回かあった。
たいてい20分くらい抱っこしているとそのうち落ち着いてきて(この辺は夜鳴きのときと同じ流れ)、牛乳を飲んだりするうちにそのまま寝てくれたので、熱のせいかなと思っていたのだが、あれはインフルエンザと言う病気のせいだったのかもしれない。
もちろん「インフルエンザ脳症」と言うものがあるのは知っていたので、急に泣き出すとそのたびに緊張したが、幸い大事には至らなかった。
そんな症状を思い浮かべながらタミフルの話や「http://www.k-net.org/temporary/flu/pub.htm」なんかをみていてふと思ったのだが、異常行動とタミフルの間に直接の因果関係は無いかもしれない。
つまり、もともとインフルエンザの症状として発熱や倦怠感のほかに行動異常と言う症状があって、普通は発熱のため身動きができないから「いきなり外出する」みたいな行動をしないだけなんじゃないだろうか。
ところが、タミフルのような良く効く薬のおかげで発熱などの身体症状が改善されちゃうと、身動きできるようになるのでおかしな行動の方をしてしまうと。
だとすれば、タミフルの特定の成分が脳に作用するわけじゃないのでタミフルをいくら調べても異常行動の原因物質は見つからないわけで、これまでの製薬会社と厚生省の対応は間違っていたわけではないかもしれない。
が、そうだとしても「タミフルを飲む」⇒「体が楽になる」⇒「異常な行動が発言する」と言う因果関係はのこるので、「タミフルには異常行動を起こす原因物質は含まれてない」=「タミフルは安全」とはならないのだが。
こんな素人考えは、多分優秀な医療関係者の方々もすでに思いついているだろう。むしろタミフルのおかげで「インフルエンザと異常行動の関係」がはっきりした結果、「インフルエンザ脳症」の方の研究も進むかもしれない。
と、専門家の研究が進むのを大いに期待しつつ勝手に妄想。
タミフルの話は「薬に副作用はつきものだ」の一言で済ますにはちょっとつらいので、自分の中で考えてみた。「なぜ起こるかわからない」様な副作用は気分悪いし。
「タミフル」を飲む飲まないに関係なく、インフルエンザにかかったら患者の行動には気をつけたほうがよさそうだ。