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これからは写真中心で行きたい

新潟の潟の字

ちょっとびっくりしたニュース。

地域文字は、新潟県秋田県八郎潟周辺で見られる「●(かた)」、山形県鶴岡市で使われる「寉(つる)」をはじめ、名古屋市の「杁(いり)」や京都市の「椥(なぎ)」、茨城県の「圷(あくつ)」など地名や人名として残っている。長崎県壱岐の「■(しめ)」は室町時代に編まれた中央の辞書に載っていたが、いまは壱岐だけで見られる。

●はさんずいに写
■はシンニョウに神

http://www.asahi.com/culture/update/0415/TKY200704150138.html

この"かた"の字、30年前くらいまでは普通に街中の看板(道路案内板にもあったと思う)に使われていた。

当時聞いた話では、「瀉」の字の略字、つまり「瀉」の字のつくりの部分「寫」が「写」になったんだから、こっちもそのままさんずいに「写」の字を当てたのだ、と言う説明だったと思う。
潟の字は子供にとって書くのが非常につらい字だった(多分大人も辛かったからこの字が生まれたんだろう)ので、この字は結構好きだったなぁ。


ところが、ちょっと調べたら「瀉」と「潟」は同音異義つまりぜんぜん別の漢字で、そもそも新瀉と書くことが間違いだと分かってさらにびっくり。


幸い「さんずいに写 」の字を県外で使ったことはなかったのだが、38年生きてきてこんな身近に知らないことがあったことに深い感銘を受けた次第。


大学生のころ、「大洋紙(たいようし)」が方言である*1ことを知った時以来の衝撃体験だ。

あと、教室で先生に指名されることを「かかる」という*2のも方言だと思ってなかったなぁ。「えんぞ」とか「げっぽ」とか「のめし」などは明らかに共通語に無いからわかるんだけど・・・。



新瀉を離れてからの方が長くなってだいぶ忘れちゃったなぁ。

同じことを書いている人発見。

「しねばいいのに」は、普通に使っていました。県外では非常にまずい単語なので俺の中では方言NGワード筆頭だ。

*1:模造紙 - Wikipediaにまで「新潟県では大洋紙(たいようし)と呼ばれている。」と書かれててワロタ

*2:用例:「俺次かかるんだけど、予習してねー」