練習帳@blog

これからは写真中心で行きたい

科学者が積極的に戦ってているかどうかは関係なくて

って子供の喧嘩見たいな事をしている場合じゃないな。変なタイトルですいません。

文系理系で罵り合いをするつもりはないんですよ。いや、マジで。


思いっきりひいきの引き倒しで恐縮だが、とにかく思いのたけ(大袈裟)を書いてみる。


理屈っぽくてひねくれているのは理学系の仕様。工学系の人はもうちょっとましだと思うので区別してあげてください。


それよりも、俺は理系の人間が、自分の学問では基礎的な訓練を受けてなければまともなことが言えないことを叩き込まれているにもかかわらず、哲学や経済学や教育学などのジャンルで、無責任な言動を繰り返している現実のほうが、問題としては根が深いと思う。

あのー、俺が落ちこぼれだからかもしれないが「自分の学問では基礎的な訓練を受けてなければまともなことが言えないことを叩き込まれている」と言うような訓練は少なくとも俺の経験にはなかったなぁ。


理系の基礎的な訓練って「数式をそらんじる」「元素記号を覚える」「一般相対性理論を読破する」「専門用語の意味と用法を正しく理解する」とかそんなことはほとんど重視されないので、「まともなことが言える=業界の専門用語が使える」かどうかはあまり問題にならない。

むしろ「独創性」とか「論理性」が重視されるので、辞書に載っている単語を辞書に乗っている意味で使う場合を除き、論文中でその単語の意味をいちいち再定義して記述するのが当たり前。これを無視した場合、どんなに専門用語を使ってまともなことを述べていても誰も聞いてはくれません


なんとなく妄想でまとめるとこんな感じかな。

  • 科学:「再定義がなければ字句どおりの意味。意味が変わらないときは一般的な辞書を引くに決まっているだろ、常識的に考えて」
  • 経済学?->「経済学の言葉なんだから、経済学の教科書に書いてある以外の意味なんてあるわけないだろ、常識的に考えて」


「哲学や経済学や教育学などのジャンルで、無責任な言動を繰り返している現実」ってこういうことも背景にあると思う。

そういうイライラに常にさらされてるジャンルの人間としては愚痴の一つも言いたくなるのはあたりまえだ。山形なんかは、その手の理系の下品さの象徴のように思う。

まあまあ、落ち着いて。

「そういうイライラに常にさらされている」のは、経済学とかの社会科学だけじゃないですよ。自然科学系ももちろんさらされているし、それどころか世の中のあらゆる専門家(学問だけじゃないよ。野球でもサッカーでも鳶でもメイドでもなんでも)は多分程度の差こそあれこういう門外漢の無理解や蔑視に常にさらされているとおもう。

何が言いたいかと言うと

  • 俺もid:buyobuyoさんも、自分の専門外の話をしているときはその分野の専門家をイライラさせているかもしれない
  • 自分の分野を正しく理解してもらうためには、イライラをぐっと飲み込んで優しく導いてあげたほうがよくないか

ってことなんだけど、どうだろう。


実際ニセ科学なんかより、ニセ教育学とかニセ哲学とかニセ経済学のほうが世の中に蔓延しまくっていて、どうしようもないというのが実態なのではないかとか思う。

どうしょうもないといわず、なんかちょっとでも進んでいけたらいいと思うんだけど。



俺のこのエントリもこのエントリも「赤の女王とお茶を - 「科学としての経済学」のトリセツ」みたいな話をするのが目的で、「経済学は科学たり得るか - 妄想科學日報」みたいな切捨てというかあきらめはしたくないんだよなぁ。



立ち位置がぜんぜん違う、幾何学的にいえば「ねじれの位置」で議論しているという気がだんだんしてきた。
「経済学I」レベルの教科書とやらを読んでみたら、もう少し実のある話ができるようになるのかな*1

*1:俺が学生時代教養で取っていたような気がするわ。そんな昔の教科書でもいいのかな