練習帳@blog

これからは写真中心で行きたい

「機械」と言う言葉は悪くない。厚生労働大臣という肩書きが問題。

昨日の続き。立て続けに「機械を悪く言うな」と言う文章を見かけたので。

 僕が子供のときには、「機械のように」というのは、良いイメージで使われることが多かった。正確で間違いがなく、精力的で疲れを知らないタフさを持っている、という意味だったかと思う。<中略>
「機械」という言葉くらいで人間が貶せるとほど、人間の尊厳は安っぽくはないはずなので、言葉の表現程度であまり感情的になるのも人間としていかがか、とは思うところである。

http://blog.mf-davinci.com/mori_log/archives/2007/02/post_958.php

機械に例えるのが差別だなんて、機械を差別しないで!!

機械に心がないって誰が決めて、何で分かってるの。人間の心の在り処が判明しているの。機械だって大事にして、幸せに過ごしてもらえるように扱おうよ。人間が自分たちのために勝手に作ったのに、文句も言わずに働いてくれる機械は尊いじゃん。壊れたら捨てちゃう人もいるのに、それでも人間を責めないんだよ。機械って素晴らしくて偉くて尊いじゃん!!!FF9をプレイしようよ!

http://michys.com/blog/2007/02/post_587.html

いやいや、だからこそ子供を産み育てると言うことを「機械」にたとえちゃだめでしょ。


「正確で間違いがなく、精力的で疲れを知らないタフさを持って」子供を産み育てないといけないのか?

「文句も言わずに働いてくれる機械は尊いじゃん。壊れたら捨てちゃう人もいるのに、それでも人間を責めない」のが女性の務め?


だいたい、「機械」の部分ばっかり取り上げられるけど問題はそこじゃない。

「子供を産む」ってそんな簡単なことじゃないだろ?

妊娠期間中から産褥期までほとんど一人で赤ちゃんを抱えて暮らすんだぜ? 

出産妊娠〜出産時に後々まで残るような肉体的ダメージを受けたり、死んじゃうことだってある

それを一手に引き受けて、1年とかそれ以上の期間日常生活にさまざまな制約を受けながら暮らさないといけないんだ。

母親がいろんなことを犠牲にしながら生活して、怖い思い・痛い思いをしてやっと子供は生まれるんだ。

周囲が手助けはできることもあるが、子宮が母親の体内にある以上、母親だけが負担せざるをえない部分がかなり残る。


この辺の事情を厚生労働省の主務大臣たるメカ柳沢が理解していないように見えることが、俺には特に救いがないように感じる。


「大臣!! 赤ちゃんはどうやって産まれるかご存知ですか?」と問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい