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これからは写真中心で行きたい

Web2.0と価値の再構築と「無能の人」プロジェクト

昨日の続きではあるが、Google以降、個々人のもつ差異(昨日は格差と書いたが)を価値に換え易くなってきていると思っている。
無能の人ISBN:4101328137」の石売りはちっとも売れなかったが、それは、あの河川敷には主人公が選んだ石に価値を見出せる人が主人公以外にいなかったからだ、と、最近考えるようになった。
Google以降のネットであれば、きっと10人くらいは、「その石すげえ」と思う人がいて、少なくとも主人公は、「誰かから必要とされる」と言う心の充足を得ることができたのではないだろうか。


そこで、ひたすらにロングテールの需要をつつきつづける「無能の人」プロジェクトと言うのを考えてみた。
情報発信のコストを極限まで下げ、十分に探しやすく買いやすいショッピングシステムを用意することで、河原の石にさえ価値を見出す(いや、価値を見出す人に見付けてもらう)というわけ。

  1. 基本的に素材系(加工はしない。仕入れなど以ての外)
  2. その代わり、商品の情報は徹底して付ける。
    • 大量の写真、手触り、重さ、比重、匂い、色合い、硬さ、組成・成分など、そこまで書かれたら実物要らないじゃんってくらい。
  3. どんどん足す、売れたら消す。売れるまで消さない。

課題は、ショップメンテのコストと商品検索だが、これは純粋に技術的な問題なのでキニシナイ。
きっと大儲けはでないだろう。でも少なくとも損はしないはず。
どれくらい、機能するのかまず試してみたい。
コレジャナイロボ」とか、「オモコロ ショップ」を真剣にやってみる、そんな感じ(真剣味が足りない)。

乞う御期待。
おもしろがってくれる人募集。