タミフルは不味いらしい
上の子が月曜日からインフルエンザで寝込んでいた。
初日に医者に行き、しっかりタミフルを処方された。
タミフルは相当不味いらしく、ちっとも飲みたがらない。一応ドライシロップなんだが・・・。
熱のせいで味がしなくなっても「タミフルの苦い味だけは感じるんだよーー」とぼやきまくり。
実際、タミフルがよく効くのは間違いない。月曜日に飲み始めて、水曜日にはすっかり平熱になった。まだ咳が出てるけど。
で、ちょうど治ってきたところであのニュースですよ。
しかも、10代には処方を見合わせるみたいなニュースをよく聞いてみると「10代は異常行動を起こした時に大人が抑えられないから」とか言っちゃっている。
10才未満に使用できるのは「異常行動を起こさないから」じゃなくて「異常行動をおこしても抑制すれば大丈夫だから」って事らしい。
ちょっとまて。10歳未満でも自分で玄関の鍵は開けられるぞ?
10歳未満でも、タミフル服用中は24時間監視が必要って事か?
で、うちの子はさすがに突然おかしな行動をとる事は今のところ無い。が、飲み始めた翌日ぐらいから「大きな音に異常に敏感になる」という気になる症状が出てきた。
最初は高熱のせいかと思っていたが、熱がすっかり下がってからも、この症状だけは消えていない。
具体的には、周りで少し大きな声でしゃべったりしていると「びっくりする」「どきどきした」と言い急に不機嫌になるのだ。戸の開け閉めなどの音もかなり敏感に感じるらしい。
もちろん、この症状がうちの子特有で、インフルエンザによる発熱の影響であるという可能性は否定しない。が、下の子が同じように高熱で寝込んでいたときはこのような症状は見られなかった。
というふうに、上の子の様子を見ていて気が付いたのだが、タミフルと異常行動についてのニュースってなんか変じゃねーか?
「異常行動」を勝手に「転落」だけに限定してないか? 特に厚生省。
辻次官は、厚労省が21日に公表したタミフル服用後の10代の転落事例15件のうち、いずれも死亡事例ではない9件が非公表だった点について「死亡事例を優先してチェックしていたためで、隠す意図はなかった」と釈明。今後は同様の事例があった場合は公表することを明言した。
http://tod.cocolog-nifty.com/diary/2007/03/post_c07b.html
異常行動って転落だけじゃないと思うんだが、上記辻次官のコメントからは「転落事例」だけしか取り上げていないように見える。
「転落」に至らずとも何らかの精神的な変調が多発している事は十分に考えられるはずだが、なんでそういう情報は全然出てこないのだろう。
もし、タミフルの作用の一つに脳細胞の代謝に対する一定の影響があって、そのせいで精神的な変調がおこり、その変調が極端な場合だけ転落に至っているとは考えないのだろうか?
万が一その影響が、タミフルの服用をやめた後も一定期間残っていたりしたら本当に大変な事態だ。
また、「http://tod.cocolog-nifty.com/diary/2007/03/post_c07b.html」で述べていることについてはロジックとして理解できるが、現時点で「タミフルによる副作用」の深刻度や発生頻度がまともに検討されているようには見えない以上、「インフルエンザの後遺症」の深刻度や発生頻度と比較して論じる事はできないと思う。
このエントリが、科学的でも論理的でもないのは自分でも分かっちゃいるんだが、やっぱ自分の子供の事なのでつい書いてしまった。
ちなみに、上の子のタミフルは、ヨメさんが調剤してくれた薬剤師に上に書いた異常っぽい症状を伝えたところ「熱も下がっているのでやめてよい」と言われたので、とりあえず止めている。
ダメ親かなぁ
追記:
ダメ親ついで