練習帳@blog

これからは写真中心で行きたい

もやもやする

「答えがない」という答え、「何もしない」という行動が非人道的に思える話というものがある。

ちょっと違うけどこれも。


結末は笑い話だけど、本質的には同じ。


どのニュースも結末に至る原因はそれなりにはっきりしているし、責任の所在=「誰が悪いか」も程度の差こそあれそれほど複雑じゃない。

  • マスコミが悪い(校長も悪い)
  • だますやつが悪い(だまされるやつも悪い)
  • 親が悪い(気づかなかった行政が悪い?)
  • ホームレスが悪い(行政も悪い)
  • 世話をしないやつが悪い(福祉行政の失敗)
  • 毒えさをまくやつが悪い(えさやりしているやつも悪い)
  • ドンパッチを鼻につめるやつが悪い

もやもやする。悪いやつがわかっても、すっきりしない。被害の救済も再発の防止もできない。


「やっぱり自己防衛しかないね」「啓蒙活動を地道に進めるしかないよ」「悪いやつを片っ端から捕まえればいいんだ」

なんて、簡単に結論がでない。むしろ、そんな結論を出して安心している風な人たちが非常に不快だ。かといって、何もしないというのも気持ちが悪い。


あぁ「いじめ」の構図と同じだ。当事者の中だけで問題が解決できないんだ。「いじめっ子が悪い」「いじめられる側にも原因がある」なんていっても目の前のいじめはなくならないし、いじめられた子供の心の傷は消えないし、これからもいじめはなくならない。


もやもやしっぱなし。