世の中が悪くなったんじゃなくって
「世の中が悪くなった」と思っている人の世界観が変化しただけなんだと思う。
- 「オトナ帝国の逆襲」について: レコーディング・ダイエット2.0のススメ
- 「google:最近 公園 遊んでいる子供 見かけなくなった」
- http://premium.nikkeibp.co.jp/mail-sol/column/sakai/05/index.shtml
- http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061013-00000009-san-soci
俺は自分に子供が出来てからようやく気が付いたが、社会情勢の変化だと思っていたものが実は自分の視点=世界観の変化である場合が非常に多い。
下の区分に科学的な裏づけはないが、たとえばこんな感じ。
- 小学生のころの世界観
- 中学生のころの世界観
- 高校生のころの世界観
- 大学生のころの世界観
- 社会人になってからの世界観
- 恋人がほしいときの世界観
- 恋人がいるときの世界観
- 失恋したときの世界観
- 結婚したときの世界観
- 自分の子供が生まれたころの世界観
- 自分の子供が小学校に上がるまでの世界観
- 自分の子供が小学生のころの世界観(以下、いい加減くどいので略)
全部違う。微妙な変化もあれば、大転換の場合もある。俺自身の経験で言うと、例えばこんなこと。
- ヨメさんが妊娠してから、街中でやたらと妊婦を見かけるようになった
- 自分の子供が公園とかで遊ぶようになったら、街中でやたらと子供を見かけるようになった
- 「クレヨンしんちゃん」のオチが自分の生活にダブってやたら泣ける
- 高校生が子供にしか見えない。大学生も微妙(小学生のときは年寄りに見えたものだが)
- 「となりのトトロ」を「お父さん」視点や「おばあちゃん」視点で見るようになった
冒頭に上げた例で言えば
- 「オトナ帝国の逆襲」について: レコーディング・ダイエット2.0のススメ
- 「我々はいまや「核家族」を通り過ぎて、家族で食事すら共にしない「個食」の時代を生きている」⇒俺は生きていません。
- 「しかし映画館を出て、観客ではなくなった我々にとって、「温かい家庭」もまた「帰りたいけど帰れない」世界だ」⇒普通に帰れますが何か
- まぁ、黙って読め ⇒ 育児板拾い読み@2ch あとち 育児
- 「google:最近 公園 遊んでいる子供 見かけなくなった」
- 通勤時間帯(あさ7時〜9時、夕方17時〜21時)に公園で遊ぶ子供は昔からいないし、これからもいないだろう
- 土日は子供たちは家族や所属チームで遠出するので近所の公園には行かない
- DSやカードゲームをしている子供は確かにいるが、いつの間にか鬼ごっこしていることが多い
- http://premium.nikkeibp.co.jp/mail-sol/column/sakai/05/index.shtml
- 時代とは何の関係もなく一定年齢を超えるとこういう相談を受ける機会は増える
- 20代のうちは、母親はあまり心配しない
- 40代以降の独身男性の場合は、親はもう心配しない。あるいはこの記事の筆者くらいの年代の人には相談しない
- http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061013-00000009-san-soci
- 単純に「犯罪者数」が多かった世代が歳を取っただけ。=>少年犯罪データベース 少年による殺人統計
- どうして子供の場合は「自虐史観が」とか「日教組が」とか「教育勅語」やら「体罰」やらの話をするのに、爺婆のときは「ストレスが」とか「社会が」とかって言う話になるんだろう。
- 「子供はぶん殴って更生させるべき」という人は、こういう大人はどうすべきだと考えているのだろうか。
「最近○○だと思いませんか」という発言は、全部「嘘だ」と思ってみたほうがいい。