昭和天皇のメモ
案外、「散々どじ踏んで日本をめちゃくちゃにしたやつらが、英霊として祭られるなんて」みたいな感覚なんじゃなかろうか。「そんなやつらに頭を下げるなんて」とか。
A級戦犯はいないとか、侵略戦争じゃないとか言われて、ついつい忘れがちだけど、落しどころも決めず、彼我の戦力分析もまともにできずにずるずると戦争を続けた挙句負けてしまった責任は、指揮命令系統の要所要所にいた人がその権限に応じてとる必要があると思う(天皇については解釈が分かれるだろうけど)。
と考えると、たった60年やそこら*1でその責任をうやむやにして「英霊だ」「祭神だ」っていうのは、ちょっとひどいんじゃないかなぁ。
まぁ、未来永劫っていうのもあれだけど、少なくとも直接の関係者(原爆症で苦しんでいる人とか、親父が戦死した人とか)が生きている内はだめなんじゃないかなと思う。
非常にたくさんの人を死なせてしまった責任者がたった30年弱で名誉が回復されてしまうというのは、立派なモラルハザードだろう。
*1:正確には昭和五十三年からだから、30年弱か