はてブコメントの言い訳
「はてなブックマーク - ページみつかんねぇー・・・・・・・・」に以下のようなコメントを書いた。
昼休みにまでジャンプ読んでる俺もクビだな。コバルト文庫やフランス書院文庫は(カバーかけてあれば)セーフか? まあとにかく自分の好き嫌いに変な理屈をつけて第3者に言い訳しているのはとても格好が悪いのは確か。
別な方のコメント*1に
この文が言い訳の為の文章だと言う人がいるってのはすごいなと思う。解雇＝悪だとすりこまれ、思い込んでいるのが原因か。僕は自由だ！僕を育てて！上がアホだからやる気がおきない！
と書いてあったので、俺に対してというわけじゃない(各所のブログにも「言い訳」的な指摘があったし)と思いつつも、無粋を承知で言い訳を重ねてみようと思う。
もっとも、「ジャンプ*2」を読んでいる俺が「言い訳はかっこわるい」とか書いたら説得力が無いのは間違いない。
- ○経の飛ばし記事や○日の捏造記事に洗脳されるよりはましだ
- 週刊○春、週刊○潮ならいいのか?
- スポーツ新聞や夕刊紙の真ん中辺を電車で読むのはマジで勘弁して欲しい
- フラ○デーの袋とじを電車の中で立ったままはさみで切り開いていた剛の者はどうなのか
とかいったって、「自己正当化はみっともない」といわれるのがオチだろう。いやまったくそのとおり。漫画を読んでいることについては弁解の余地無し。みっともないこと甚だしいのは自覚している。
だが、俺が言いたかったことはそういうことではない。文章に漂う雰囲気(<-変換できる)のことだ。
- 誰もが正面を切って反論できない「正論」を「経営者たる自分はこんなにも全うな人間なんですよ」とでも言いたげに投書している点
- 返す刀で最近マスコミ等の受け売りっぽい「だらしの無い若者」論を訳知り顔で言い放っている点
- 自分が採用した社員を辞めさせるということは、社長に人を見る目が無かったということでもあるのに、その点に一切言及していない点*3
- こういう事例の場合、普通はたくさんある悪事のうち最も酷いもの(全く仕事ができない・無断欠勤が多い・敵前逃亡した・就活していた・使い込みしたなど)をあげるはず->文章全体にリアリティが感じられない*4。
こんな文章を恥ずかしげもなく投書してしまう人というのは、「俺法則」によれば、「中身が無いことや幼稚な思考力を必死で隠そうとしている」ことが多い。
つまり、
「採用したものの自分とあわないから辞めさせたんだけど、それじゃ自分の器の小ささがばれるから、通勤態度(とその後の反抗的な気質)を理由にし、さらに、新聞に投書することで自分の正しさが社会的に正当であり経営者として当然とるべき態度だということにしたかった」
とか
「「有能な新入社員」はもっと待遇がよくてアホ経営者のいない会社に自ら転職してしまったのかもしれない。その真実が社内に知られないよう、あえてこんな投書をすることで「奥ゆかしい有能な社長」の面子を保ちつつ本当の理由を隠蔽している」
とか、そういう自分の空ろさに対して言い訳をしているような気がしたのである。
まあ、深読みなんだけどね。
もし俺がこの社長の立場だったら
- どんどん自分の仕事をまかせて最終的には会社もまかせる。
- 反目(漫画)しつつもお互いを認め合い、最終的にはよき共同経営者として世界制覇を成し遂げる
- うわべではよきライバルを演じるものの、どうしても埋められない最後の溝(漫画)が、最終的には世界を二分する戦いとなってしまう。
- 最初から採用しない。
もし俺がこの新入社員の立場だったら
- 「申し訳ありません。たまたま友人のデビュー作が載っていたもので」とか「隣の人にどうしても読めと押し付けられたんです」とか「死んだばーちゃんの遺言で」とか「市場調査の一環で」とか「社会勉強のため」とか言っておいて、以降は社長とは別の路線に引っ越す。
- 「(中途の場合)以前の会社の習慣でして。」とか「(新卒の場合)学生気分が抜けていませんでした」とか言っておいて、「わが社の仕事上、これは読んでおいたほうがいいと言う本を教えてください」と言う。以降は社長とは別の路線に引っ越す。
- 「社長はどのように過ごされているんですか」と逆に聞き、「それはいいですね。僕もやってみようと思います」とか言う。以降は社長とは別の路線に引っ越す。
- 社長が半径30m以内に接近したことを検知できる「社長センサー」と、社長接近時のカモフラージュ用に業界(紙|誌)を常時携帯する
- 漫画をやめる
俺も大人になったものだ。
