べ、別にWeb2.0なんてなんとも思っていないんだからねっ!!
http://diary.yuco.net/20060421.html#p02・・・。ハゲドウ
みんながてんでにWeb2.0を評価している。評価の仕方は大体4つくらいに類型化できそう。
まさに群盲状態。どれももっともらしいが、全然正反対のことを言っているようにも思う。
パターン1 Web2.0はまやかし
このグループは、Web2.0はちっとも儲からないという。だから、まやかしだ、だまされてはいけないと主張する。
Web2.0は中身のない絵空事だ、画餅だというのもこのグループの特徴。
投機家などが入りがち。
パターン2 Web2.0は恐ろしい
このグループの主張は、Google,AmazonこそがWeb2.0だとし、最終的にGoogleによって支配された世界の到来を予言する(スタートレックのボーグのようなもの)。
Googleに支配されない場合でも、ウイルスや古きよき価値観の破壊によって、世界が崩壊するのではないかと思っている。
マスコミの論調はこの方向かな。
パターン3 Web2.0は楽しい
純粋に技術成果を楽しむ人たち。純粋であるがゆえに「技術先行はろくなことがない」などと「恐ろしい」グループからは疎まれている。
面白システムをどんどん作っちゃう。そしてどんどん公開しちゃう。人の面白システムを使ってもっと面白いシステムを作っちゃう。
例 Googleの中の人、Hatenaの中の人。
パターン99 これが俺のWeb2.0だから
パターン1から3までのすべてのグループに散在している人々。
この人々が玉石混淆、議論の混乱に大量の燃料を投下しているのだ。
まぁ、中には全うなところもあるだろうけど、よく見極める必要がある。まあ、先に出資を募ったり、プロトタイプどころかトップページもなかったりするのは、Web2.0じゃないだろうけど。
まとめると
狭い意味では、冒頭のエントリの以下の言葉のとおりだと思う。
現在のいろんなサービスが百花繚乱のネット環境&それを可能にする技術
玉石混淆、ロングテールなので、微分する場所によってはパターン1やパターン2のような評価ぜんぜん間違っているわけではないんだと思う。
でも俺は、もっと根本的に楽しい時代になりつつあるんだと思う。つまりWeb2.0は、ITの復権、あるいはルネッサンスなのではないかと。
エンジニアは、「ニーズ/シーズ」とか「ビジョン」とか「コンセプト」とか「マーケットの動向」とか「企業戦略」などから開放され、自らの技術を自らの興味(あるいは身近な人のアイディア)を素直に実現するために使う得る時代がやってきたのだ。その技術は即座に世界中に共有され新たなアイディア実現の為に使われていく。
「Web進化論」が言うところの「あちら側」とは、ルネッサンス期のイタリアのような世界なのではないだろうか。
と、大風呂敷を広げてみた。でも、割と本気。もっとまとめてみたいなぁ。